株式会社中村格付研究所GLOBAL CREDIT INTELLIGENCE

与信審査と輸出管理の取引審査、同じ取引先を別々に見ていないか――部門の間に生まれるすき間

同じ取引先を、別々に見ていないか。与信部門(代金を払ってくれるか)と輸出管理部門(使い道に懸念はないか)で重なる確認項目:事業内容と規模、資本関係、存在と身元、支払条件

同じ取引先を、二つの部門が別々に見ている 海外の新しい取引先から引き合いが来ると、社内では二つの審査が動きます。 一つは与信審査です。「この会社は代金を払ってくれるか」「どこまで掛けで売ってよいか」を

制裁は「ロシアと取引のない会社」にも届く――10月の対ロ追加措置を、与信担当の視点で読む

制裁は、経由国にも届く。2026年10月 対ロシア追加措置(資産凍結42件・第三国の団体4・特定船舶35隻・輸出禁止102品目)

「うちはロシアと取引していないから関係ない」は、本当か 2026年10月2日、外務省・財務省・経済産業省は、ウクライナ情勢をめぐる外為法に基づく追加措置を発表しました。ロシア関係者の資産凍結の追加に加

取引開始時は問題なしでも、半年後は分からない――役員・親会社が制裁対象になるリスクと継続監視

取引先は無事でも、親会社は? 制裁リストの継続監視――株主・役員の変化を追う

取引開始時の制裁リスト照合で「該当なし」でも、その後に親会社や役員が制裁対象になることがあります。米OFACの50%ルールやEUの所有・支配の考え方を踏まえ、与信担当が取引先を継続監視する範囲・頻度・社内手順を整理します。

「該当なし」も記録に残す――制裁リスト照合の結果を、社内審査で使える証跡にする方法

「該当なし」も、記録に残す。制裁リスト照合を、社内審査で使える証跡に(中村格付研究所)

海外取引先の制裁リスト照合で「該当なし」だった結果を、記録に残していますか。米OFACの記録保存期間10年化や輸出者等遵守基準も踏まえ、社内審査で説明できる照合記録の残し方を、与信担当の実務手順として整理します。

「信用できる会社」だけでは足りない――F-35部品の香港誤送付から考える、与信管理と安全保障貿易管理

「信用できる会社」だけでは足りない:F-35部品の香港誤送付から考える、与信管理と安全保障貿易管理(中村格付研究所)

UPSが輸送したF-35部品が香港経由で中国当局の手に渡ったと報じられた事件を、報道ベースで整理。与信管理と安全保障貿易管理の両面から、日本企業が学べる論点と7つのチェックポイントをまとめます。

中国・改正国防動員法と日本企業 ― 与信管理・安全保障貿易管理の視点から

はじめに 2026年10月1日、中国の改正国防動員法が施行されました。8月28日に全国人民代表大会常務委員会で可決されたもので、2010年の制定以来、初めての大幅な改正です。 この法律は、中国に拠点を

“見えない支配者”を見抜く力

経済安全保障・安全保障貿易管理におけるUBO/グループ構造レポートの重要性 はじめに 近年、日本企業を取り巻く国際環境は急速に変化しています。米中対立、先端技術の輸出管理強化、そして経済安全保障推進法