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日本酒製造の新規参入解禁──伝統とイノベーションのはざまで揺れる業界構造

2025年5月、日本政府は日本酒製造の新規免許発行を国内向けにも一部解禁する方針を示しました。(読売新聞 2025年5月27日朝刊) これまで原則として新規参入が認められていなかった「国内市場向けの酒

「信用調査に応じるな」は本当に正解か?—帝国データバンクを誤解してはいけない理由

最近、ある税理士がやっているYoutube動画で「帝国データバンク(TDB)から会社情報の提供を求められても応じるな」と主張するものを目にしました。その論旨は、「情報を出すと不利益になるかもしれない」

ホタテ輸出「脱中国」の動き加速、東南アジア経由で米国へ――信用管理の視点から考える

中国による日本産水産物の輸入停止を受け、ホタテなどの水産物輸出は新たな展開を迎えています。読売新聞(2025年5月9日朝刊)によると、日本政府や業界団体は中国依存からの脱却を目指し、東南アジア諸国を経

中国保険会社の経営危機と金融システムの脆弱性

――2025年春、中国金融市場の深層を読む 2025年春、中国の保険業界が重大な経営危機に直面しています。特に「万能保険(ユニバーサルライフ保険)」を中心とした高利回り商品と、そのリスク管理の甘さが露

中国企業調査の重要性が高まっている理由

~中村格付研究所が提供する、現地密着・実態重視の調査サービス~ グローバルなサプライチェーンの中核としての存在感を増してきた中国企業。しかしその一方で、中国国内の経済構造の変化、米中貿易摩擦、政府によ

アメリカ企業の特定が難しい理由:統一された企業番号がないという現実

海外企業との取引や信用調査を行う際、日本企業が最初に直面する「壁」の一つが、対象企業の正確な特定です。特にアメリカ企業の場合、この問題はより深刻です。「社名で検索しても情報がバラバラ」「同じような名前

英国企業信用情報の先進性

 米国におけるクレジットビューロの草分けであるダン興信所は、日本でも良く知られています。しかし、実は英国では、1803年に興信所がすでに組成されていました。その機関が発展して、三大クレジットビューロの

3Mの事例に学ぶ与信判断の視点

 各メディアが一斉に報じたところによると、米国3M社が米国財務省外国資産管理局(略称OFAC)に対して、1000万ドルの制裁金支払に応じたそうである。OFACによると同社は、対イラン制裁に違反する可能

仕入先は確認しなくてOK?

 ついこの間まで「あけましておめでとう!」を繰り返していたかと思えば、もう間もなく節分。1月はあっという間に過ぎ去ってしまったと思っていたら、お客様から腰を抜かすような事例を教えてもらった。  株式を

倒産件数過去最多と、2番目に少ない

倒産ニュースを申し上げます 興味深いニュースが飛び込んできた。私の故郷である秋田県での令和4年における企業倒産件数が、平成17年以降過去2番目に少ない38件に落ち着いたそうだ。負債総額も39.5億円に

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