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日本酒製造の新規参入解禁──伝統とイノベーションのはざまで揺れる業界構造

2025年5月、日本政府は日本酒製造の新規免許発行を国内向けにも一部解禁する方針を示しました。(読売新聞 2025年5月27日朝刊) これまで原則として新規参入が認められていなかった「国内市場向けの酒

「信用調査に応じるな」は本当に正解か?—帝国データバンクを誤解してはいけない理由

最近、ある税理士がやっているYoutube動画で「帝国データバンク(TDB)から会社情報の提供を求められても応じるな」と主張するものを目にしました。その論旨は、「情報を出すと不利益になるかもしれない」

倒産件数過去最多と、2番目に少ない

倒産ニュースを申し上げます 興味深いニュースが飛び込んできた。私の故郷である秋田県での令和4年における企業倒産件数が、平成17年以降過去2番目に少ない38件に落ち着いたそうだ。負債総額も39.5億円に

倒産後の信用調査について

倒産した会社を調査?  先日、取引先の審査担当者とディスカッションしていると、「中村さん、倒産してしまった会社だと、信用調査掛けても意味ないよね?」と問われた。確かに彼が指摘する通り、倒産してしまって

生保代理店ー自主的格付の意義

業界団体による企業審査機能  2021年9月24日読売新聞朝刊に、「生保代理店に評価制」という記事が掲載された。  それによると、国内生保40社以上で作る生命保険協会が、2022年4月までに保険商品を

UBO~究極受益者特定への布石~

歴史的進歩  とうとう重い腰が上がったか。9月17日の官報公告に、法務大臣上川陽子氏の名前で「商業登記所における実質的支配者情報一覧の保管等に関する規則」(以下規則)が公示された。FATFによる第四次

信用調査に応じるべきか?

懐かしい同僚  中村格付研究所が設立されてもうすぐ一月。先日「パイセン、元気っすか?」というフランクなメッセージをもらった。彼女は、英国系信用調査会社に勤務していた当時の同僚で、私よりも前から勤めてい

国内企業信用調査~社会に資するビューロに~

信用調査の起源  日本における企業信用調査の歴史は長い。業界大手の2社は、何れも業歴100余年を誇り、最大手の帝国データバンクにおいては、渋沢栄一がその創業に関係する事で注目されるなど、まさしく伝統産

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