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リンカーン・テオ

【ご挨拶】

このたび、株式会社中村格付研究所の海外進出支援の一員として参画できることを大変光栄に思っております。

私のキャリアを通じて、Intelligence Wise(iWise Group)は、アジア各国の中央銀行、国際機関、民間企業と密接に連携し、信用情報、リスク管理、国際協力プロジェクトに取り組んできました。
私の専門性は幅広く、会社設立や取締役サービスなどの「Fast Start Services(FSS)」、政府支援や補助金に関する「Administration Services(AS)」、人事・施設管理といった「People Services(PS)」、さらにデータに基づいた事業開発やプロジェクトマネジメントを含む「Business Expansion Services(BES)」にまで及びます。

海外進出を目指す日本企業にとって、会社設立の支援だけでは不十分です。信用調査や現地パートナーネットワーク、政策インセンティブ、信頼できるオペレーション体制といった戦略的な情報と基盤が、持続可能な成長とリスク回避のために不可欠です。

中村格付研究所が持つ企業信用調査に関する専門性と、私がiWise Group CEOとして培ってきた国際経験を融合することで、日本企業の皆様が「安全で、強靭かつ成長志向のあるグローバルビジネス基盤」を構築できるよう貢献してまいりたいと考えております。

今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

【略歴】

Zero13 マネージングディレクター兼取締役顧問
Intelligence Wise(iWise)創業者

リンカーン・テオは、データガバナンスおよび信用インフラの分野における国際的な専門家であり、Intelligence Wise(iWise)の創業者です。国連アジア太平洋経済社会委員会(UN ESCAP)、世界銀行、アジア開発銀行(ADB)などが資金提供する国際プロジェクトを成功裏に遂行してきました。

これまでに、シンガポール金融管理局(MAS)、マレーシア中央銀行(Bank Negara Malaysia)、インドネシア銀行(Bank Indonesia)、ベトナム国家銀行、ブルネイ中央銀行といったアジア各国の中央銀行と協力し、企業および消費者向けの信用データシステムの構築・導入を支援してきました。ISO 27001に準拠したガバナンス体制を通じて、データの整合性と信頼性確保の分野でも先駆的な取り組みを行っています。

同氏のリーダーシップのもと、iWiseはシンガポール政府による政府間連携プロジェクト「重慶コネクティビティ・イニシアティブ(CCI)」において、金融・航空・物流・ICTの4分野で貢献。また、ブルネイ中央銀行に対する信用情報制度立法の助言や、モルディブ中央銀行との中央銀行デジタル通貨(CBDC)プロジェクトにおけるUN ESCAP支援も行っています。

iWiseは、米国の信用調査機関TransUnion、LexisNexis、マレーシアの国家信用情報機関Credo、シンガポール貸金業協会など、国際的な企業・団体に信用およびデータ関連のコンサルティングを提供しています。

iWise設立前は、Experian(世界最大の信用調査グループ)の子会社であるDP Information GroupのCOO(最高執行責任者)、およびDP Credit Bureauのゼネラルマネージャーを務めていました。在任中には、世界銀行によるベトナム政府向けの信用調査インフラ研修プロジェクト(P088759)を主導しました。

2010年以前には、スタンダードチャータード銀行にてリスク管理分野のチーフ・カリキュラム・アーキテクトとしてグローバル研修戦略を構築し、信用調査教育プログラムの設計を担当。さらに、アジア開発銀行(ADB)のプロジェクトとして、ブータン王立通貨庁向けにリスク管理能力の構築支援(プロジェクト番号:37164-023)にも従事しました。

現在は、Zero13 のマネージングディレクター兼取締役顧問として活動中。Zero13は、2023年にドバイで開催された国連気候変動会議(COP28)において、国際決済銀行(BIS)、COP28議長国、アラブ首長国連邦中央銀行(CBUAE)よりTechSprint Awardを受賞。同社は現在、各国の国家気候変動機関と連携し、環境クレジット資産のデータ相互運用性と透明性の確保に取り組んでいます。

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